空き巣対策は窓ガラスから!防犯フィルム選びのポイント3つ

毎日のニュースで空き巣や強盗事件を見るたびに「自分の家は大丈夫かな」と不安になってしまいますね。

「なにか防犯対策しなくては」と思いつつ、何から始めればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

防犯対策を始めるなら、まずは窓ガラスからです。

空き巣や強盗の侵入経路として最も多いのは、実は窓ガラスなのです。何の防犯対策もしていない窓ガラスは、ほんの数秒で割られてしまいます。

そこでおすすめなのが、窓ガラスに貼るだけの「防犯フィルム」です。

ガラスを割れにくくすることで、空き巣の侵入に時間がかかり、犯行を諦めさせる効果があります。

この記事でわかること

・防犯フィルムの種類と効果
・失敗しない選び方のポイント3つ
・信頼できる施工業者の見分け方

窓ガラスの防犯対策を検討中の方に向けて、この記事では防犯フィルムの種類や特徴、選び方など詳しく解説いたします!

防犯フィルムの効果とは

窓の防犯対策なら、ガラス用防犯フィルムがおすすめです。

今お使いの窓ガラスに貼るだけなので、大掛かりな工事をする必要もなく気軽に防犯対策を始められます。

防犯フィルムの最大の特長は、窓ガラスを割れにくくすることです。

空き巣や強盗は侵入しやすい窓ガラスを狙いますが、防犯フィルムを貼ったガラスは割るのに時間がかかるので、侵入を諦めさせる効果があります。

空き巣や強盗は、侵入に時間がかかると発見されるリスクが高まるため「5分以上かかると諦めて逃げるケースが多い」と言われています。

そのため、防犯フィルムで時間を稼ぐことが重要になります。

空き巣に狙われにくい家になる!

防犯フィルムには、犯罪を防止する心理的な効果もあります。

空き巣は侵入しようとした家に防犯フィルムが貼ってあると「侵入するまでに時間がかかりそう」「犯行に気付かれそう」と思って、敬遠する傾向があります。

そのため、防犯フィルムは窓を割れにくくするだけでなく、空き巣に狙われにくくしてくれる効果があります。

空き巣対策だけじゃない!防犯フィルムにはこんな効果も

防犯フィルムは空き巣対策に効果的ですが、実はそれだけではありません。防犯フィルムには、以下の効果もあります。

・ガラス飛散防止効果
防犯フィルムは、防災対策としても有効です。

地震や台風などで窓ガラスが割れた時、飛び散る破片でケガをする危険がありますが、防犯フィルムは破片の飛散を防いでくれるため、安全を確保できます。

・紫外線カット効果
多くの防犯フィルムには、紫外線カット機能が備わっています。

家具やカーテンの色あせ、劣化を防ぐだけでなく、お肌の日焼けやシミ対策にも効果的です。

・断熱、遮熱効果
断熱・遮熱効果のある防犯フィルムを選べば、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。

冷暖房効率が上がり、光熱費を節約できるのは大きなメリットです。

防犯ガラスより防犯フィルムの方が手軽!

窓の防犯対策として「防犯ガラス」という選択肢もあります。

しかし、防犯ガラスはガラス自体の交換が必要になるため、まとまった費用がかかります。

一方、防犯フィルムは今お使いのガラス窓に貼るだけなので、比較的手軽に導入できます。

防犯ガラスの耐用年数は約20年、防犯フィルムは約10~15年と言われています。

防犯ガラスの方が長持ちしますが、防犯フィルムの方が安価なため、年単位のコストパフォーマンスは優れていると言えるでしょう。

防犯フィルムの種類と特徴

防犯フィルムは、大きく分けて2種類あります。その違いを知って、最適な防犯フィルムを選びましょう。

CPマーク認定の防犯フィルム

CPマーク(Crime Prevention「犯罪防止」の略)は、国(警察庁、経済産業省、国土交通省)が認めた防犯性能の高いフィルムの証です。厳しい試験をクリアした製品だけがCPマークを取得できます。

CPマーク認定の防犯フィルムは、5分以上ハンマーやバールで叩いても破壊されないことが、国民生活センターの実験で証明されています。

CPマーク認定の防犯フィルムを選べば、高い防犯性能が期待できます。ただし、CPマークが付与されるには、国家資格を持つ専門業者に正しく施工してもらう必要があります。

CPマーク認定外の防犯フィルム

100円ショップやホームセンターなどでは、CPマーク認定を受けていない防犯フィルムが販売されています。認定外の防犯フィルムは、比較的安価で購入できますが、CPマーク認定品のような厳しい試験をクリアしていないため、防犯性能は劣ります。

手軽に窓の防犯対策をしたい方にはCPマーク認定外品でも良いかもしれませんが、確かな安心を求めるならCPマーク認定フィルムをおすすめします。

空き巣をシャットアウト!防犯フィルム選びのポイント3つ

防犯フィルム 窓

せっかく防犯フィルムを貼っても、性能が低いものを選んでいたり、施工が不十分だったりすると、空き巣の侵入を許してしまう可能性があります。そこで、防犯フィルム選びの際に、必ず押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

CPマーク認定品なら安心

まず確認したいのは、CPマークの有無です。CPマーク付きフィルムなら、一定の防犯効果が保証されているので、安心感が違います。

市販品より費用はかかりますが、CPマーク認定品を選びましょう。

ちなみに、CPマーク認定フィルムは、一般のお店では販売されていません。専門業者に依頼して、施工してもらう必要があります。

厚みと強度を確認する

防犯フィルムは、厚みがあるほど強度も防犯性能も向上します。

薄いフィルムでは簡単に破られる可能性があるため、厚みのあるフィルムを選ぶことが大切です。

一般的に、防犯フィルムは350ミクロン以上の厚みが推奨されています。

厚みのあるCPマーク認定フィルムの中には、バットで打撃を加えても、簡単に割れないほど頑丈なものもあります。

サイズと施工面積をチェック

防犯フィルムのサイズは、窓ガラス全体を覆うサイズのものを選びましょう。

少しでも隙間があると、フィルムを貼られていない部分が弱点となり、そこから空き巣に侵入されてしまう可能性があります。

防犯フィルムの施工面積は費用に影響するため、事前に窓ガラスのサイズを正確に測っておくことが大切です。

防犯フィルムの施工は業者依頼がおすすめ!

防犯フィルムは、自分で市販品を貼ることもできますが、プロの施工業者に依頼する方がおすすめです。

DIY施工は一見簡単そうに見えますが、実は多くの問題点があり、十分な防犯効果を得られない場合もあります。

DIY施工のデメリット

・仕上がりにムラが出る
DIYではどうしても気泡や異物が入りやすく、防犯フィルムが窓ガラスに完全に密着しないケースが多いです。

小さな気泡であっても、そこから窓を破壊し、侵入されるリスクを高めてしまいます。

またフィルムが歪んだり、シワになったりすることも多く、見た目が悪くなる場合もあります。

・フィルムの質
ホームセンターなどで販売されている防犯フィルムは、プロが使用するものより強度や厚みが劣ります。

そのため、十分な防犯効果が得られない可能性があります。

・施工ミスによるトラブル
防犯フィルムを貼る際にできた小さな気泡をつぶそうとして、フィルムを傷つけてしまうこともあります。

一度傷ついたフィルムは剥がれやすく、そこから侵入される危険性が高まります。

プロによる施工のメリット

・高品質な仕上がり
プロは専用の洗剤と純水でガラスを徹底的にクリーニングし「水貼り工法」という技術でフィルムを貼り付けます。

プロが施工を手掛ければ、気泡や歪みのない美しい仕上がりが実現します。

・最大限の防犯効果が期待できる
防犯フィルムをガラスに完全に密着させることで、フィルムの性能が最大限に引き出されます。

防犯効果の高いCPマーク認定品を使用すれば、さらに安心です。

・充実のアフターサポート
多くの業者は、防犯フィルム施工後の保証やアフターサポートを提供しています。

万が一、防犯フィルムに不具合が生じた場合でも、迅速に対応してもらえるでしょう。

安心できる防犯フィルム施工業者を選ぶポイント

防犯フィルムの耐用年数は10年以上なので、何度も施工する必要はありません。一度しっかりとした業者に依頼すれば、長期間にわたって家の安全を守れます。

防犯フィルムの施工は、以下の業者が手掛けています。

・窓ガラスフィルム施工専門会社
・ガラス工事店
・防犯設備会社(セコムなど)
・リフォーム会社
・ハウスメーカー

それぞれの業者には特徴があるため、自宅の状況や予算、希望するサービス内容に応じて選ぶことが大切です。

信頼できる業者を選ぶためには、以下の3つのポイントを確認しましょう。

1)業者の資格を確認する

信頼できる業者を選ぶ際には、業者が持つ資格をチェックしましょう。

<ガラスフィルム施工に関する国家資格>
・防犯フィルム施工技能者
・ガラス用フィルム施工技能士

これらの国家資格を持つ技術者がいる業者には、安心して施工を任せられる可能性が高いでしょう。

さらに、CPマーク認定施工店であることも重要なポイントです。CPマーク認定フィルムを取り扱える施工店であれば、高い技術力が期待できます。

2)料金体系・サービスの質をチェック!

施工業者の価格体系や、サービス品質にも注目しましょう。満足のいく施工のためには、以下の3つのポイントが重要です。

・料金体系が明確かどうか
見積もりは、料金の内訳が明確で、追加料金が発生する条件が説明されているか確認しましょう。

不明な点があれば業者に質問して、疑問を解消しておくことが大切です。

・保証とアフターサービス
防犯フィルム施工後の保証期間や内容、万が一トラブルが発生した場合の対応についても確認しておきましょう。

安心して施工を任せられる業者を選ぶ上で、重要なポイントです。

・担当社とスムーズなコミュニケーションがとれるか
「担当者の対応は丁寧かどうか」
「質問に分かりやすく答えてくれるか」
「こちらの要望をきちんと聞いてくれるか」

上記も確認したいポイントです。業者の担当者とスムーズにコミュニケーションがとれるかどうかは、施工の満足度に大きく影響します。

 3)複数社の見積もりを比較しよう

信頼できる業者を選ぶためには、複数の業者から見積もりを取り、じっくりと比較検討することが重要です。

価格だけで判断するのではなく、資格、実績、サービス内容などを総合的に見て判断しましょう。

複数社からの見積もりを比較すると、価格が他に比べて安い業者が見つかるかもしれません。

しかし、価格が極端に安い業者には注意が必要です。安価なフィルムを使用していたり、施工品質が低い可能性があります。

防犯効果を重視するなら、CPマーク認定フィルムを使用する業者を選ぶ方が安心です。

防犯フィルム施工業者を選ぶ際の注意点

防犯フィルム施工は、リフォーム会社や工務店も手掛けています。新築住宅の場合、ハウスメーカーに依頼する機会もあるでしょう。

しかし、リフォーム会社やハウスメーカーに依頼すると、中間マージンが発生するため、専門業者に直接依頼するよりも、費用が高くなる傾向があります。

防犯フィルム施工のコストを抑えたい場合は、専門業者に直接問い合わせることをおすすめします。

また、施工経験が少ない業者も避けた方が良いでしょう。

適切なアドバイスができなかったり、施工ミスを起こすリスクがあります。実績と経験が豊富な業者を選ぶことが、高品質な施工につながります。

信頼できる業者に施工してもらうことで、住まいの安心と安全が手に入ります。いくつかの業者を見比べて、最適な業者を選びましょう。

便利な一括見積もりがおすすめ!

防犯フィルム施工業者を選ぶ際は、複数の業者から見積もりを取り、価格やサービス内容を比較検討することが大切です。

相見積もりをとることで、費用相場が分かるだけでなく、業者のサービス内容や担当社の対応が比べられます。

とはいえ、業者をいくつも選んで見積もり依頼するのは、手間も時間もかかって面倒ですね。そんな時は、便利な「一括見積もりサービス」を利用してみてはいかがでしょうか。

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