外構フェンス選びの完全ガイド!種類・特徴・選び方まで徹底解説!

エクステリア・外構

家の印象を大きく左右する外構フェンス。

住まいの外観を整えるだけでなく、プライバシーの確保や防犯対策など、さまざまな役割を担っています。

現在、外構フェンスは種類もデザインも豊富にあるため「どのフェンスを選べばいいのか迷ってしまう・・・」という方も多いのではないでしょうか。

この記事でわかること

・外構フェンスの種類と特徴
・目的別に見るフェンスの選び方
・外構フェンス工事を依頼する業者の選び方

外構フェンス選びで失敗しないために。外構フェンスの種類や特徴、選び方のヒントなど、わかりやすく解説いたします!

外構フェンスの主な役割とメリット

外構フェンスは、ただ家の敷地を囲むための飾りではなく、住まいの安全性や快適性、美観を向上させます。

たとえば、防犯対策になるフェンスを選べば、セキュリティ面で安心です。

プライバシーを守れるフェンスを選べば、周囲の目を気にせず生活できますね。

<フェンスを設置するメリット>
・プライバシーが確保できる
目隠し効果のあるフェンスを選べば、外からの視線がさえぎられ、庭やテラスで安心してリラックスできます。

・防犯対策になる
適切な高さ・構造のフェンスは、不審者の侵入を防ぎ、住まいのセキュリティを高めます。

・家のデザイン性向上
外壁や庭のデザインに合うおしゃれなフェンスは、住宅の外観を引き立てます。

・子どもやペットの安全確保
道路に面した敷地では、子どもやペットが外に飛び出すのを防ぐ役割を果たします。

・境界線が明確になる
フェンスを設置することで、隣家との敷地境界が明確になり、将来的な境界トラブルを防ぎます。

外構フェンスの主な種類と特徴

外構フェンスには、さまざまな種類やデザインがあります。まずは住まいに最適なフェンスを選ぶために、外構フェンスの主な種類・特徴を見てみましょう。

アルミフェンス

アルミフェンスは外構フェンスの中でも人気が高く、多くの住宅で採用されています。デザインもカラーバリエーションも豊富で、シンプルなものから木目調まで、さまざまな選択肢があります。

軽量でサビにくく、一度設置したら、壊れない限りそのまま使用できます。基本的にメンテナンスフリーで、お手入れも簡単。価格も他の素材のフェンスと比べて、比較的リーズナブルです。

メリット
・耐久性が高く、長く使用できる
・デザインのバリエーションが豊富
・外部からの目隠しに適する
・さびにくく、メンテナンスが簡単
・モダンな住宅から和風住宅まで幅広く対応できる
・一般的に中程度の価格帯

デメリット
・素材感がやや冷たい印象を受ける場合がある
・傷がつくとアルミの地肌が目立つ場合も

アルミフェンスは、耐久性が高く、デザインも豊富で、お手入れも簡単と、多くのメリットがあります。デザインによる価格差が大きいため、予算を考えながら選びましょう。

スチールメッシュフェンス

スチールメッシュフェンスは、網目状に組んだスチールに樹脂コーティングをしたフェンスです。公園や公共施設でよく見かけるフェンスで、境界を区切る用途に適しています。

スチール素材のため、衝撃に強く丈夫です。またメッシュ状なので、風がよく通り、日陰になりにくいのが特徴です。ただし、見通しがよいフェンスなので、目隠し用途としては適しません。

メリット
・強度が高く、衝撃に強い
・日当たりを遮らず、開放的な空間が作れる
・価格が安く、コストパフォーマンスが高い
・デザインがシンプルなのでどんな場所にも合わせやすい

デメリット
・さびやすいため、定期的なメンテナンスが必要
・目隠し効果は低く、プライバシー保護には適さない
・デザインの選択肢が少ない

スチールフェンスは、コストを抑えたい場合や、風通しや日当たりを重視する場合に適しています。しかしデザイン性を重視する場合や、プライバシーを守りたい場合は、他の素材のフェンスを検討しましょう。

木製フェンス(ウッドフェンス)

木製のフェンスは天然素材の木材を使用したフェンスで、自然な風合いと温かみがあります。庭木や植物にも馴みやすく、デザインのバリエーションも豊富です。


ただし木製フェンスは耐久性が低く、定期的な防水塗装や防虫処理などのメンテナンスが必要になります。雨や湿気、日光により劣化し、強風などで倒壊するリスクもあります。

メリット
・外観に自然な温かみがある
・経年変化で味わいが増す
・軽量で加工しやすい
・デザインの自由度が高い

デメリット
・防腐処理や塗装など定期的なメンテナンスが必要
・メンテナンスのため、長期的に維持費がかかる
・経年劣化による部材の交換が必要になることも
・外部環境の影響を受けやすい

木製フェンスは自然な風合いが魅力ですが、こまめに維持管理する必要があります。メンテナンスにかかる費用や労力を考えた上で、設置を検討しましょう。

樹脂フェンス

樹脂フェンスは、主にポリエチレンなどの樹脂を原料として作られたフェンスです。木材の質感を再現したものが多く、自然な雰囲気を演出できます。

見た目は木材のようなフェンスでも、塗装やニス塗りなどのメンテナンスの必要がなく、水洗いで汚れが落とせます。ただし、コストが比較的高く、金属製フェンスと比べるとやや強度が低いというデメリットがあります。

メリット
・腐食や虫害に強く、雨や湿気による劣化が少ない
・木目調など、さまざまなデザインから選べる
・軽量で取り扱いや施工が簡単
・メンテナンスが簡単で、定期的な塗り替えが不要
・初期費用は高めだが、長期的にはコスパが良い

デメリット
・天然木の質感には及ばない
・コストが比較的高く、初期費用がかかる
・強度がやや劣る
・長期間の使用で色褪せが起こる場合も

 樹脂フェンスは、メンテナンスの簡単さと耐久性が大きな魅力です。ただしある程度の初期費用がかかるため、予算を考えつつ検討しましょう。

外構フェンス選びのポイント3つ

住まいにフェンスを設置するなら、安心して長く使えるものを選びたいですね。フェンスを選ぶ際には、まずフェンスを設置する目的や予算、耐久性について考えることが大切です。

ここでは、フェンス選びの際に役立つ具体的なヒント3つをご紹介しましょう。

フェンスを設置する目的を明確にする

まずは「なぜフェンスを設置したいのか」を明確にしましょう。

<なぜフェンスを設置したいのか>
・プライバシーを守りたい
・防犯対策を強化したい
・庭のデザイン性を高めたい

フェンスを設置する目的は人それぞれ。暮らしをより快適にするために、どのような目的でフェンスを設置したいのか、明らかにすることが大切です。

プライバシーを確保したい場合

「外からの視線を遮りたい」「静かな空間で過ごしたい」という方は、目隠し効果の高いフェンスがおすすめです。

・フェンスの高さ
180cm以上の高さが理想的です。これ位の高さがあれば、通行人の視線も気になりません。

・デザイン
目隠し効果の高いデザインのフェンスを選びましょう。

板張りタイプ:隙間なく板が並んでいるため、視線を完全に遮りたい方におすすめです。
ルーバータイプ板が斜めに配置されているため、視線を遮りつつ、風通しを確保できます。

しっかり防犯したい場合

防犯対策に大切なのは見通しです。外構フェンスを設置して防犯対策する場合、完全に視線を遮ることは必ずしも良いことではありません。

なぜなら、視線を完全に遮ってしまうと万が一不審者が敷地内に侵入した場合、外からその様子が見えなくなり、かえって危険な状況になる可能性があるからです。

現在、防犯に強いフェンスは、ある程度敷地内を見渡せるような設計になっています。

・格子タイプ
格子状になっているので、ある程度中が見渡せます。

・目隠しタイプ
板の間隔をあけるなどして、少しだけ中が見えるように工夫されたタイプです。

これらのタイプのフェンスには、不審者が侵入した際、すぐに気づきやすいというメリットがあります。

防犯効果を高めるポイント

フェンスの高さは1.8m以上がおすすめです。これくらいの高さがあれば、簡単にフェンスを乗り越えられないでしょう。

ただし、高すぎるフェンスは圧迫感を与えるため、高さ2mを超える場合は注意が必要です。

また、上部の先端がとがったデザインだと、侵入を抑止する効果が期待できます。

フェンスだけでなく、防犯カメラやセンサーライトなどと組み合わせることで、さらに効果的な防犯対策ができます。

<おしゃれな外観にしたい場合>

フェンスは、家の顔とも言える外構の一部。デザイン一つで、家の印象は大きく変わります。

デザイン性を重視してフェンスを選びたい場合は、住まいの外観や庭の雰囲気とフェンスを調和させることが大切です。

・家のスタイルにあわせたデザインを選ぶ
住まいのスタイルに合わせたデザインを選ぶことで、より一体感のある外観になります。たとえば、和風住宅には木製など自然素材のフェンス、モダンな住宅にはスタイリッシュなアルミフェンスなど。

・植栽と組み合わせたフェンスもおすすめ
フェンスに植物をからませることで、より柔らかく、優しい印象になります。たとえば、格子状のワイヤーメッシュフェンスにツタなどのツル性植物をからませると、緑豊かな空間になります。

おしゃれなフェンスを選ぶポイントは、住まいの外観との調和を意識することです。建物とフェンスのバランスを見ながら、理想のエクステリアを実現しましょう。

予算を考える

外構フェンス選びの際、やはり気になるのは予算ではないでしょうか。フェンスの費用は、素材やデザイン、設置場所などによって大きく異なりますが、一般的なフェンスの相場は以下の通りです。

<フェンスの一般相場>
・スチールメッシュフェンス:約5千円~1万円(1mあたり)
・アルミ製フェンス:約1万円~6万円(1mあたり)
・樹脂フェンス:約1万円~3万円(1mあたり)
・木製フェンス:約3万円~4万円(1mあたり)

ただし、これはあくまでも材料費の目安です。実際にフェンスを設置する際は、工事費も必要になります。

<予算を抑えるポイント>
・手頃な素材の選択を
スチールメッシュなど、比較的安価な素材を選ぶ

・デザインの簡素化
装飾の少ないシンプルなデザインを選ぶ

・部分的に設置する
全面的にフェンスを設置せず、必要な箇所のみに限定する

・DIYで施工する
可能な部分は自分で施工し、工事費を抑える

メッシュフェンスのような比較的シンプルなタイプは安価ですが、目隠し効果の高いフェンスや装飾性の高いフェンスは価格が高い傾向があります。

フェンスの耐久性で選ぶ

フェンスを選ぶ際には、長期的な視点で考えることが大切です。初期費用だけでなく、メンテナンスにかかる時間や費用も考えて、住まいに最適なフェンスを選びましょう。

<耐久性の高いフェンス>
・アルミフェンス
サビにくく、耐久性が高いのが特徴です。水洗いだけでOKなフェンスが多く、お手入れが簡単です。

・樹脂フェンス
耐候性・耐水性に優れるため、メンテナンスも簡単。汚れも簡単に落とせるので、美しさを長く保てます。

<定期的なメンテナンスが必要なフェンス>
・スチールメッシュフェンス
強度が高い反面、錆びやすいという弱点があるため、定期的な防錆処理が必要です。

・木製フェンス
自然な風合いが魅力ですが、雨風や紫外線によって腐ったり、ひび割れる可能性も。定期的な防水塗装などが必要です。

木製フェンスは、自然な風合いが魅力ですが、定期的なメンテナンスが欠かせません。木製フェンスを選ぶ場合は、メンテナンスにかかる時間と費用を考慮に入れましょう。

信頼できる外構フェンス施工業者の選び方

同じ外構フェンス施工でも、依頼する業者によって費用や仕上がりは違います。信頼できる業者を選んで、納得のいく施工をしてもらいたいものですね。

後悔のない業者選びをするためには、以下のようなポイントをおさえて、業者選びをしましょう。

・複数の業者に見積もりを依頼する

複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討した上で、どこに依頼するか決めましょう。見積もり内容だけでなく、提案内容や説明の丁寧さ、アフターサービスなども含めて判断を。

・業者の実績と評判を調べる

業者の過去の施工事例や実績を確認し、どのような仕上がりになるのかチェックしましょう。インターネット上の口コミなどを見て、業者の評判を調べることも忘れずに。

・保証内容を確認する

業者が提供する保障内容・保障期間の確認も欠かせません。施工後のメンテナンスや修理対応など、アフターサービスについてもチェックしましょう。

・見積もり価格を比較する

見積もりがいくつか揃ったら、それぞれの内容をチェックして、何が費用に含まれるのか、何に別途費用がかかるか確認を。費用の安さだけにこだわらず、品質やサービスも考えて選びましょう。

納得のいく業者選びをするには、複数の業者から見積もりをとって、比較検討する必要があります。とはいえ、多くの業者を選んで見積もり依頼するのも手間がかかりますね。

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