家の表札は、住まいの第一印象を左右する大切なアイテムのひとつ。マイホームを建てたなら、表札もこだわって選びたいですね。
しかし、家の表札には素材やデザインなどの選択肢も多く、どれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。
・表札の主な素材とその特徴
・おしゃれな表札を選ぶポイント
・表札の取り付けを依頼する業者の選び方
この記事では、おしゃれな戸建てにぴったりな表札の選び方や、人気のデザイン・素材などについて、詳しくご紹介します。
おしゃれな表札、人気の素材5選
マイホームの表札選び。この機会に、家の雰囲気にぴったりと合い、長く使える表札を選びたいですね。
いま人気のある表札の素材としては、アクリル、ステンレス、アイアン、タイル、木材などがあげられます。
まずは、それぞれの素材や特徴について見てみましょう。
アクリル表札
アクリル表札は、その透明感とデザイン性の高さから、多くの住宅で採用されています。軽量で加工しやすいという特徴から、デザインも豊富に揃っています。
アクリルは非常に軽いため、取り付けが簡単で、壁面の強度を気にせず設置できます。ただし、紫外線や傷に弱いというデメリットもあります。
アクリル表札のメリット
・軽量で取り付け簡単
・デザインの自由度が高い
・ガラスに比べて割れにくい
・他の素材に比べて、手頃な価格
・透明感が美しい
・色やデザインのバリエーションが豊富
アクリル表札のデメリット
・紫外線に弱く、直射日光による劣化がある
・表面が傷つきやすい
<設置時の注意点>
・硬いもので擦ると傷がつきやすいので、取り扱いに注意を
・直射日光が当たりにくい場所を選ぶことで、紫外線による劣化が軽減できる
ステンレス表札
ステンレス表札は、光沢のある表面が上品な印象を与え、家の外観をグレードアップします。耐久性が高く、お手入れも簡単。サビにくく長持ちするため、一度設置すれば長く美しさを保てます。
ただしステンレスであっても、傷や汚れから錆びる可能性もあります。また重量があるため、取り付けの際はしっかりと固定する必要があります。
ステンレス表札のメリット
・耐久性が高く、長期間にわたり使用できる
・光沢のある表面が、高級感を演出
・雨や紫外線に強く、屋外での使用に適する
・水拭きだけで汚れが落ち、お手入れが簡単
・スタイリッシュなデザインが多い
ステンレス表札のデメリット
・汚れや傷などから錆びる可能性もある
・とくに海沿いなどの塩害地域では錆びやすい
<設置時の注意点>
・他の素材に比べて重いため、取り付けには注意が必要
・より錆びにくい表札が希望なら、チタン製の表札もおすすめ
アイアン(鉄)表札
アイアン表札は、アンティークな風合いが魅力。鉄の素材感が、高級感や重厚感を演出、家の外観に深みと個性をプラスしてくれます。
ただしアイアン表札には、錆びやすいというデメリットがあります。適切にメンテナンスして、長く美しい状態を保ちましょう。
アイアン表札のメリット
・他の素材にはない重厚感と高級感がある
・適切な防錆処理をすれば、長く美しさがキープできる
・和風から洋風まで、様々な住宅に合わせやすい
・立体的なデザインが多く、個性的な玄関を演出できる
・クラシカルで存在感のある表札を探している方に最適
アイアン表札のデメリット
・防錆処理が不可欠で、定期的なメンテナンスが必要
・他の素材に比べて高価な傾向がある
<設置時の注意点>
・重量があるため、しっかりとした壁に固定する必要がある
・取り付けは専門業者への依頼がおすすめ
タイル表札
タイル表札には、セラミックタイル、テラコッタタイルなど、さまざまな種類があります。素朴で温かみのある質感で、焼き物ならではの ナチュラルな風合いが魅力です。
手描きや釉薬の使用により、一点物のような個性的な表札が作れます。耐久性が高く、屋外での使用に適していますが、落下すると割れることがあります。
タイル表札のメリット
・焼物ならではの素朴で優しい印象
・バリエーションが豊富
・和風、洋風、モダンなど、どんな家にも合わせやすい
・耐久性が高く、汚れに強い
・ 手描きや釉薬を使用したオリジナル表札が作れる
タイル表札のデメリット
・衝撃が加わると、割れたり欠けたりする
・重さがあるため、取り付けには注意が必要
<設置時の注意点>
・専門業者への取り付け依頼がおすすめ
・ビス留めや接着剤など、タイルの特性に合わせた方法で固定する必要がある
木製表札
木製表札には、温かみのある自然な素材感があり、住まいに安らぎを与えます。時間とともに色が深まり、味わい深い表情に変化していきます。
ただし木製表札は木の特性上、雨風や紫外線で劣化しやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。また湿気や乾燥によって、変形や割れが生じる可能性もあります。
木製表札のメリット
・木材特有の風合いが、温かみのある印象を与える
・経年変化の楽しみがある
・和風テイストのデザインが多く、和風建築によく合う
・天然素材のため、環境への負荷が少ない
・他の素材と比べて軽く、取り付けが比較的簡単
木製表札のデメリット
・高級な木材の表札は価格が高め
・定期的なメンテナンスやケアが必要
<設置時の注意点>
・ニスやオイルを塗ることで、木の保護と美観がキープできる
・直射日光や雨風を避けられる場所に設置することで、劣化を遅らせられる
上記のほかにも、ガラス、天然石、アルミなどの表札があります。耐久性やデザイン性なども考えて、表札の素材選びをしましょう。
戸建て住宅をおしゃれに見せる表札選びのヒント

どんなにおしゃれなデザインの表札を選んだとしても、家のテイストに合っていなければ、全体的に見てちぐはぐな印象になってしまいます。家をおしゃれに見せるためには、表札と家の雰囲気がよく合い、お互いを引き立てあっていることが大切です。
家全体をおしゃれに見せるためのヒントや、表札選びの際に覚えておきたいポイントなどについて、具体的に見てみましょう。
家の外観との調和を考える
表札選びの際は、まず表札と家の調和を考えることが大切です。家の外観やテイストに合わせて、表札の素材やデザイン、カラーなどを選びましょう。
・素材
家の素材や色と調和する素材を選びましょう。たとえば、和風の家には木製や陶器などの自然素材、モダンな洋風の家には、ステンレスやアイアンなどのスタイリッシュな素材が似合います。
・デザイン
家全体の雰囲気に合うデザインを選びましょう。シンプルなデザインの家にはシンプルな表札、個性的なデザインの家には個性的な表札がおすすめです。
・カラー
家の外壁や屋根の色と表札のバランスを考え、全体の印象を統一しましょう。色の組み合わせは、家の雰囲気を大きく左右するため、慎重に選ぶことが大切です。
住まいのスタイルに合わせた表札を選ぶことで、家全体に統一感が生まれ、より一層おしゃれな印象の外観になるでしょう。
表札のフォント・表記にこだわる
表札の素材やデザインだけでなく、表札に記す文字のフォントなども、家の外観や雰囲気に合わせましょう。
たとえば、和風の家なら漢字やひらがな表記、モダンな洋風の家ならアルファベット表記が似合います。
表札のフォントや表記を考える際には、読みやすさを重視しましょう。
あまり凝った字体は避け、シンプルで読みやすいフォントを選んで。文字のサイズは、来客に見えやすい大きさに調整しましょう。
プライバシーに配慮した名前表記のコツ
「表札は付けたいけど、あまり個人情報を出したくない」という方も少なくありません。
確かに、家族全員の名前を表札に出すと、家族構成まで知られてしまいます。
それでも郵便物の配達や来客のことを考えると、表札はあった方が便利です。表札を出しつつ、個人情報の流出を防ぐためには、以下のような方法があります。
・苗字だけにする
家族構成を隠したい場合は、苗字のみ表示するのがおすすめです。
・アルファベット表記にする
苗字をアルファベットで表記することで、個人情報が分かりにくくなります。
苗字のみ・アルファベット表記の表札はスタイリッシュな印象になるので、プライバシーが気になる方にもおすすめです。
表札の実用性を追求する
表札は家の顔としてだけでなく、来訪者への案内や郵便物の配達など、実用的な役割も担っています。そのためデザイン性だけでなく、見やすさ、読みやすさといった実用面も考慮しましょう。
<表札を読みやすくするヒント>
・文字の大きさ
遠くからでもはっきり見えるように、文字の大きさは十分に確保しましょう
・設置場所
表札を設置する場所の明るさや、周囲の建物との関係も考慮しましょう
・必要に応じて照明を設置する
夜間でも表札が読めるように、照明の設置を検討しましょう。ソーラーパネル式の照明など、環境に配慮した製品もあります
戸建て住宅の表札の取り付け方
戸建て住宅に表札を取り付ける方法は、製品によって異なります。自分で簡単に取り付けできる表札もあれば、専門業者に依頼した方がいいものもあります。
戸建て住宅に表札を取り付ける方法には、主に以下の2つの方法があります。
<表札の取り付け方>
- 接着剤や両面テープで壁面に貼り付ける方法
- ボルトを使用して壁面に固定する方法
軽い表札をフラットな壁面に取り付ける場合、接着剤や両面テープで取り付けられることもあります。しかし重い表札や、凹凸のある壁面への取り付けは、接着剤などでは難しいため、ボルトで固定します。
ボルトを使用する場合は、壁に穴を開ける必要があります。そのため、工具やある程度の経験やスキルがないと、失敗して壁を傷つける可能性もあるでしょう。このような場合は無理にDIYせず、表札の取り付けを業者に依頼することをおすすめします。
表札取り付け業者の選び方
表札の取り付けを依頼できる主な業者として、ハウスメーカー、リフォーム会社、エクステリア業者などがあげられます。
表札取り付けを依頼できる主な業者
・ハウスメーカー
・リフォーム会社
・エクステリア業者
表札の取り付けは、ハウスメーカーやリフォーム会社に依頼することもできますが、実際の工事は下請け業者が実施します。そのため仲介手数料が上乗せされ、費用が高くなる傾向があります。
このような事情もあるため、表札の取り付けを依頼するなら、外構工事(門、塀、庭など)を専門とするエクステリア業者に直接依頼することがおすすめです。
<エクステリア業者が最適な理由>
・専門性が高い
外構工事全般を専門としているため、表札の取り付けに関する知識や経験が豊富です。
・提案力がある
表札のデザインだけでなく、設置場所や方法についても、豊富な経験に基づいた提案をしてくれます。
・コストパフォーマンスがよい
直接依頼すれば中間マージンがかからず、コスパが良くなることが多いでしょう。
エクステリア業者以外にも、ホームセンターや便利屋などに取り付けを頼める場合もあります。しかし表札取り付けがメインではないため、表札取り付けの経験が浅い可能性も。
やはり表札の取り付けは、専門性の高いエクステリア業者に依頼するのが確実でしょう。
信頼できるエクステリア業者の選び方
表札取り付けを依頼する際は、専門性の高いエクステリア業者に依頼することがおすすめです。エクステリア業者は、表札のデザインから取り付けまで、トータルでサポートしてくれます。
ただし、業者によってサービス内容や料金は異なりますので、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。
業者選びのポイント
・外構工事の経験が豊富なエクステリア業者を選びましょう
・過去の施工例や顧客の評価を確認し、信頼できる業者かどうか判断を
・複数の業者から見積もりを取り、適正な価格で依頼できるか比較検討しましょう
「いくつも業者を探して、それぞれに見積もり依頼するのは、どうしても面倒!」
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